おりぐち部屋は通話中に寝落ちしたユーザーが送られる部屋。通話品質は8〜10kbps。
2020年12月15日に/origuchiコマンドが実装されたことによりサーバー管理者だけでなく通話中のユーザーも寝落ちした対象を移送できるようになった。
元々はかつて存在した「折口ひら」のために作られた専用チャンネル。当時折口は夜中突然現れ、ただ寝るために通話に参加したと宣言し、宣言通り寝物語として通話を使用していた。個人運営レベルのDiscordサーバーはともすれば閉鎖的自治と排他思考に陥りがちである。折口の柔軟で誰に迷惑をかけるでもないDiscordの使い方を管理者は高く評価し、折口が入眠後も声で起きないための部屋を設えた。これが転じて通話中に眠ってしまった者が収容されるチャンネルとなった。
創設時から頻繁に変更のあるサーバー内で、おりぐち部屋はたびたび削除を検討されつつもながく残留しつづけた。しかし折口を知るユーザーの減少に伴いついに2024年4月の改変時に非表示カテゴリに移設された。現在も/origuchi機能はコマンドと共にAFKチャンネルとしての機能は残されている。
Discordは本来サーバー内に放置部屋(AFKチャンネル)を設置することができるため、手動でチャンネルを移動させる必要はない。
しかし弊サーバーに参加するユーザーの中には創作活動を行うにあたり人の声を聴きたいだけの者がおり、そのようなユーザーがAFKと判定されないようDiscord側の機能がオフとなっている。
そのため本当にAFKとなってしまった者を手動で見分けてチャンネル移動させる必要があった。
/origuchiコマンドが実装されるまでは他者をチャンネル移動させる機能はほぼ不全の状態にあった。権限を絞った状態では管理者不在の際にどうすることもできず、ユーザーに等しく権限を与えると役職ごとに見えているチャンネルが異なることから起こる誤移送と本来見えないはずのチャンネルが曝露する危険を抱えることになる。両者の板挟みとなり数年間問題は解決されないままであった。/origuchiコマンドによって上記の問題は解消し、同時に管理者もユーザーの自主性とライブ感を尊重できるようになった。
/origuchi @人名
コマンド部分は/oriと略すこともできる。
コマンドの使用者と対象が同じ通話チャンネルに参加していることがコマンド使用の条件となる。