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sauna [2023/01/08 22:42] – [白山湯高辻店] 舌先sauna [2024/03/17 13:30] (現在) – [玉水温泉] 舌先
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 ===== 銭湯 ===== ===== 銭湯 =====
 +==== 玉水温泉 ====
 +天下茶屋駅から歩いて6分、西天下茶屋駅からだと歩いて3分くらい?\\
 +下町の昔からある小さな銭湯といった風情だけど、ハーブスチームサウナがすごいという情報を小耳に挟んだので気になってたんですよ。\\
 +店主のご主人に「サウナ料金とかありますか」って尋ねたら「うちサウナ無いよ」と(否定ではなく、ごめん無いねんといったジェスチャー)\\
 +「あ、スチームサウナです」\\
 +「ああ、大丈夫大丈夫。遠くから来てくれたん?」\\
 +「(遠く……家からここまで他の銭湯が五つ以上はあるので銭湯という生活に密接した施設としては遠いと言えるけど別に市外から来ているというわけでもないし電車だと乗り換え含めて5駅だしそもそもチャリで着たし……ええとええと……まあでも肯定しといたら向こうも喜ぶやろうしええか……)はい!スチームサウナの評判を聞いたので来てみましたw」(曇りなき笑顔)\\
 +「そか。ゆっくりしてくれたらあとでハーブ追加したるわ」\\
 +「えっ、あざす!(喜びと感謝とちょびっとの罪悪感)」\\
 +みたいなことがありつつもさっさと脱衣して浴場IN。体を洗ったら入り口近くの薬湯へ……狭いけど入浴剤じゃなくてマジの薬草が袋に入っているタイプの本格的なやつだ。じんわりする温度といい香りで寒い外気に晒された身体を下茹でする。\\
 +温まったらさあいざ、ということで奥にあるスチームサウナ室へ。外からでも白いのがわかる。サウナ用メガネが役立たずになること必至。入った瞬間、笑ってしまった。自分ハーブティー好きだからわかるんですが、ペパーミントティー淹れてカップの蓋を取るときのふわっと漂うあの香り、あれがず~~~っとある。ティーカップの上にいるみたい。しかも熱い。サウナってのは湿度があるほど熱くなるので、スチームサウナは温度控えめにしてじっくり身体を温めるところが多く、一般の乾式サウナと違い肌を乾燥させることがないから美肌や発汗作用を重視する女性向けとみられる向きもあるんだけど、ここはがっつり熱い。それでいて爪の根元あたりの肉が薄いところがヒリヒリするわけでもなくその寸前、熱すぎず気持ちよく汗を流せるギリギリの見事な温度設定。鼻から空気を吸うと、そのたびに爽やかなミントの香りが身体に広がっていくみたい。他のお客さんがいないことをいいことに、「ああ~最高、最高……」って一人でつぶやきながら堪能してた。水風呂はチラーがないのかかなりぬるめで、じんわり冷やすことで肌に負担もかからず、水風呂そのものが気持ちよくてずっと入ってしまう。そして洗い場の椅子で完全にアホ顔を晒す。こてはアカンて。\\
 +吸い寄せられるように2セット目。今度は言ってくれていたとおりに主人さんがあちあち、と言いながら椅子下のスペースからハーブを交換してくれた。その際に「いまスイッチ入れるから待っててな、ぜんぜん違うで」と仰ってからしばらくして、吹き出す蒸気、そしてペパーミント。おいおい、なんだこれ。さっきまでハーブティーの上にいるみたいだったのに、そんなもんじゃなかった。いや、マジで全身でハーブティーの飲んでるみたい。カップの蓋を取ったときの香り、とかじゃなくてもうポットの中だろこれ。しかもこの体験を貸し切りしてるっていうね。3セットしたけど結局他にハーブスチームサウナの利用客はいませんでした。贅沢やら畏れ多いやら。サウナ室ってなにもせずじっくり熱さを我慢しているとときどき嫌なことを思い出したりもしちゃうんだけど、ここはそういうのが一瞬もなかった。だって呼吸するたびに気持ちいいんだもん。金曜夜の帰り道に疲れた体が蒸気と香りに包まれて溶ける……。なんていうか、休日に気合入れてキメるようなアクティブなサウナとはまたちょっとだけ違う、癒やしやリフレッシュという目的ではここが最強なのかもしれない。こんな銭湯が自転車圏内にあったなんて、もっと早く知りたかったよ。\\
 +その後はまた薬湯で身体を温めたり、銭湯には珍しい打たせ湯で肩の筋肉をほぐしたりして大満足で帰還。帰りも寒かったけど自転車30分こいでもハーブや薬湯のおかげか湯冷め一切なし。\\
 +ほんまええとこやったな……絶対また行こ……と思って調べたら……『ハーブスチームサウナの予定をお知らせします』ってなに? えっ日替わりでハーブ変わんの?! 絶対また行かなあかんやんけ……\\
 +あ、火曜と土曜がお休みなのでそこだ注意ね。\\
 +
 ==== 朝日温泉 ==== ==== 朝日温泉 ====
 公式サイト : http://asahi-onsen.com\\ 公式サイト : http://asahi-onsen.com\\
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 寺田町駅すぐ\\ 寺田町駅すぐ\\
 けっこう大きくてもお湯の種類も豊富な銭湯らしい。備長炭を使ったタワーサウナ(店いわく110度らしい)と、低温のミスト&スチームサウナがあり。シャンプー類もあるしドライヤーも無料。ベンチも露天風呂のところにあるらしい。しかもなぜか規定料金以下の450円で、サウナの追加料金もないらしいんだよね。混むからむしろ取ってくれって言いたいレベル。そこまで人が多くないって情報もあったけど言われているの2021年の1月だからどうだろう。まあ銭湯は時間帯次第なところあるわね。サウナマットか腰巻き用のバスタオルを持参しよう。 けっこう大きくてもお湯の種類も豊富な銭湯らしい。備長炭を使ったタワーサウナ(店いわく110度らしい)と、低温のミスト&スチームサウナがあり。シャンプー類もあるしドライヤーも無料。ベンチも露天風呂のところにあるらしい。しかもなぜか規定料金以下の450円で、サウナの追加料金もないらしいんだよね。混むからむしろ取ってくれって言いたいレベル。そこまで人が多くないって情報もあったけど言われているの2021年の1月だからどうだろう。まあ銭湯は時間帯次第なところあるわね。サウナマットか腰巻き用のバスタオルを持参しよう。
 +==== 辰巳温泉 ==== 
 +公式サイト : https://nagaitatsumionsen.com/\\ 
 +御堂筋線長居駅から徒歩10分くらい\\ 
 +昔は地域の一銭湯だったんだけど、ニコニコ株式会社っていう銭湯で色々やってる東京の会社が引き継いで新時代銭湯としてリニューアル。漫画3000冊置いたりオリジナルグッズ出したりクラフトビール売ったりアズールレーンとコラボとかしたりする。そもそも銭湯なのにオールナイトなんですよねここ。\\ 
 +んでサウナなんですが、特徴としましては「くらやみ瞑想サウナ」なる真っ暗なボナサウナで、照明がなく焚き火の映像と音が流れてて、白樺の葉と幹に囲まれているのでいい匂いのする、かなり独特なサウナ。まあガッツリめのボナサウナなんで瞑想とかできるのはせいぜい最初の五分なんですが……。銭湯ではかなり熱い部類です。水風呂も階段降りればすぐなのも嬉しい。銭湯なのでそりゃ外気浴はできないんですが、浴場と脱衣所のどちらにも椅子を多めに置いてくれているので助かる。 
 +そしてもう一つが、最近(2023年11月)始めた「おこもりサウナ」で、なんと銭湯なのに個室サウナを用意してしまったんですよね。開始記念で980円→370円(通常の料金は別途必要)ということで行ってきました。\\ 
 +浴場への扉の横、脱衣所の中に電話ボックスサイズのサウナ。中は意外と広い……というわけでもなくまあ狭いんですが(あぐらは無理なくらい)、自分ひとりだけなので落ち着く狭さというかなんというか。3種類から選べるアロマ水をサウナストーンにスプレーしロウリュしてから入室。扉の閉会で温度を調節するらしいんですが、つまり普通に座っている分にはどんどん熱くなる。自前のスマホで好きな音楽をかけながら自分だけの落ち着けるサウナ……これはいいなあ。正直くらやみ瞑想サウナが+100円で利用できるので、それで十分じゃないかと思っていたのですが、これは別物だあ。椅子もカーテンに仕切られた専用のスペースなのでリラックスも一際。股間をタオルで隠すこともなくただただ椅子の上で溶ける。いや実際大事なんですよねこれ……。70分貸し切りなので3~4セットですが、その後は普通にお風呂も利用できてゆっくりできます。でも足元はなかなか温まらないので添えつけしてくれているうちわで扇ぐといいです。\\ 
 +お越しの際はイベントカレンダー(https://nagaitatsumionsen.com/event/)もチェックするといいです。\\ 
 +あとオリジナルグッズにはMOKUタオルも売ってるので是非。このMOKUタオル、めちゃくちゃ使いやすくてオススメです。
 ==== 白山湯高辻店 ==== ==== 白山湯高辻店 ====
 公式サイト : http://hakusanyu.co.jp/takatsuji\\ 公式サイト : http://hakusanyu.co.jp/takatsuji\\
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 俺が次に京都行くときにはぜひ寄りたいと思ってる銭湯。大阪の銭湯は軟水が多くて、これも肌さわりがいいってことでアピールしているんだけど、なんとここは天然の地下水らしい。金払って飲むレベルの水をかけ流しにしているのはずるいでしょ。というわけでぜひ体験したいんですわ。サウナも110度の熱々設定。六条店ってところもあるみたいだけど、男性の外気浴コーナーは高辻店だけらしいのでこっち行きたい。サウナ含めてお値段450円も嬉しい。 俺が次に京都行くときにはぜひ寄りたいと思ってる銭湯。大阪の銭湯は軟水が多くて、これも肌さわりがいいってことでアピールしているんだけど、なんとここは天然の地下水らしい。金払って飲むレベルの水をかけ流しにしているのはずるいでしょ。というわけでぜひ体験したいんですわ。サウナも110度の熱々設定。六条店ってところもあるみたいだけど、男性の外気浴コーナーは高辻店だけらしいのでこっち行きたい。サウナ含めてお値段450円も嬉しい。
 ==== 五香湯 ==== ==== 五香湯 ====
 +公式サイト:http://www.gokouyu.net/ \\
 +バスで大宮五条下車してから徒歩2分\\
 +初のサウナ遠征に、京都のこちらに。\\
 +なんでもサ道っていうドラマにも取り上げられた、京都銭湯サウナの名店なんだとか。開店14時30分のお客が帰りだすタイミングを見計らって(二郎系ラーメンでいうロットを意識している)15時30分に入店。まずロビーがでかい。奥には部屋まるまるの飲食スペースまである。脱衣所も広い。なのでロッカーに困るということはなかったが使われている割合が高かったので、やっぱり人多そうだな、大丈夫かなとか思いながら浴場の扉を開けると、種類が豊富な浴槽が並ぶ。薬湯やミルキーバスなど、6種類ものお風呂のほか、2階には露天風呂っぽい(屋内だけど窓が全開なので外気がくる)バドガシュタインラドン222鉱石の湯とかいう舌を噛みそうなものまである。バドガシュタイン、銀英伝とかに出てきそう。粗野で無能な悪人貴族みたいなポジションか。それはともかく、定石通り最初に身体を洗ってから、空いてるお風呂に浸かって身体を温める。夏は水通しといって最初に軽く水風呂で身体を冷やしてからサウナ入るけど、冬は身体が冷えているので逆に湯船で温めてから入るのがいい。これサウナ二年生になった俺が実践しているテクね。今日はこれだけでも覚えて帰って。\\
 +サウナは二階にある。実は一階部分は思ったより人が全然いなくて、あれ空いてんのかラッキーって思ってたけど、サウナ部分に集中しているだけでした。なにがロットじゃガハハ。いやでもやはりというかなんというか、サウナ自体も広いので無事に空席に収まることに成功。うん、しっかり熱い。テレビもある。マットも用意してくれているのが嬉しい。……のはいいんだけど、なんかここのサウナ変わってて、っていうかサウナの中にさらに扉があって、奥にある別のサウナ室に繋がっているぽいんだけど、ガラス越しにそこを見るとおじさんたちが一様に苦悶の表情を浮かべている。なんか悪趣味な金持ちならワイングラス傾けて観賞できるかもしれんってくらい、安全(セーフティ)という愉悦がある。いやこっちもサウナ入ってるから普通に熱いんだけど。\\
 +ともあれ十分に身体が暖まったところでサウナ室を出て、すぐ目の前の地下水かけ流しの水風呂へ。京都の銭湯サウナはこれが強い。うまい豆腐や酒を作るような優れた水質の地下水を贅沢に使っている。めちゃくちゃ肌さわりが良い。無限に入れてしまう。これが味わいたくて京都まで来たんだ。いやあすげえわ。大阪の銭湯サウナはどうしてもチラー(冷水機)が多く、温度にこだわっている店は汲み出しを禁止してたりするけど、ここの水風呂のように誰も気にせず洗面器ですくった水を流しかけ、注ぎ口からドバドバ吹き出している水を頭から受け止めたりできる爽快感は、温度と引き換えにしてもいい価値があるように思える。\\
 +水風呂後は休憩スペースへ。さらりと書いたけど、銭湯にしっかり休憩スペースがあるのがまずすげえよ。場所も水風呂のすぐとなりだし。サウナから向かいの水風呂、さらにお隣の休憩スペースって、導線完璧か?中はベンチが2つあるほか、椅子ではないが壁にそって腰かけることもできるためここでも順番待ちなどは発生せず。\\
 +普段のサウナって、水風呂のあとは座ってからハンドタオルで身体をざっとふいて、一呼吸いれて目を閉じて、「さあ、どうぞ」という具合にととのいを”迎える”んだけど、今回は違った、びっくりした。座って身体をふいて……とやろうとしたら、そのときもう”きた”。ふだん”迎えて”いて、それでも来ないときも普通にあるのに、今回はそっちから”きた”。通い妻の身分に慣れきっていた女が、突然男の方から一緒に住もうと言われたみたいな、いや違うか、まあたぶん違うけど、とにもかくにも、意識は明瞭となりながらも感情が無心となるあの感覚がたやすく訪れて、しかも長い。足元のタイルの冷たさが足もとを冷やしているのにそれも気にならないくらい長い。最高。\\
 +たっぷりと味わったあとで、二回戦。こんどはもちろん気になってた奥のサウナへ。……いやあっつ!あっつ!がんがんに攻めたスチームサウナかと思ったけど、お風呂用メガネが曇らないし蒸気で熱くしているんじゃない、シンプルに空気が熱い。信じられんことにボナサウナだこれ。足の裏がめちゃくちゃ熱いし。常連っぽい人の中にはマットを2枚持っていて、1枚を足元に置いてたりする。もっと常連っぽい人は普通に座ってる。素人の俺はかかとだけをつけて筋トレみたいな格好になってしまう。まったくくつろげないけど、そもそもこの温度で爽やかに気持ちよく汗をかくなんて無理なので言ってられない。とにかくおじさん蒸し器の様相を呈していて、ヒーヒー言いながら6分ほどで限界。奥のサウナから手前のサウナに移動する通称「追いサウナ」というテクをする気力もなくすぐに水風呂へ。そしてまたアヘアヘしながら休憩。\\
 +その後は間にバドガシュタインを挟んだりしながら、手前を1回、奥を2回と追加してたっぷり5セット堪能。仕上げに薬湯で度重なる急激な温度変化にさらされた身体をじんわり癒やしてフィニッシュ。\\
 +初の京都サウナを味わったあとは、これもいい機会だと思い、飲食スペースで人生初のオロポを注文。いうてブームに乗っかってオロナミンCとポカリ混ぜただけの飲み物を割高で売ってるだけでしょ?とかいうひねくれたことを思っていたけど、すいませんでしためちゃくちゃ美味しいです。というかジョッキが凍ってるし、ポカリはペットボトルまるまる一本出てきてジョッキ内のオロナミンCと混ぜるスタイルだったし、これで350円は安い。いや酒が飲めない俺がまさか凍ったジョッキと縁ができるなんて思ってなかったよ。250円のソフトドリンクのラインナップに、俺が大好きなひやしあめもあったので、それも気になった。次来るときは絶対飲む。\\
 +こうなったらなんでもやったれというわけで、そのままサ飯に。歩いていける距離に『吟醸らーめん久保田 本店』という味噌ラーメンの名店があるらしいので、サウナ後の心地よい余韻に浸りながら風情ある薄暗い京都の夜を歩く。当然行列はできていたけど、サウナでポカポカだったので気にもならずにしばらく待ってから、味噌ラーメンを注文。実はサウナ入る直前に遅めの昼食にラーメン食べてたんだけどね。でもサウナ入ったら代謝が上がるのかなんなのかめちゃくちゃお腹すくから普通に替え玉一緒に頼んじゃった。ここまで書いて気づいたけどサウナのページなんだからラーメン詳しく書くのもどうなんだ。てなわけで端的に言うと、すげー美味しかったです。濃いめの味付けだからサ飯に最適。\\
 +京都最高!
 ==== みどり温泉 ==== ==== みどり温泉 ====
 サウナイキタイURL:https://sauna-ikitai.com/saunas/3326\\ サウナイキタイURL:https://sauna-ikitai.com/saunas/3326\\