セヤナー


セヤナー(セヤナー、Seyana)は肩昆布氏によって生み出されたボイロクリーチャーの一種。

生い立ち

2015年11月21日に投稿された「【Minecraft】ほのぼのダンジョン攻略記 Part10【ミク+ゆかり実況】」においてはじめてインターネット上に登場した。前回動画にあたる「【Minecraft】ほのぼのダンジョン攻略記 Part9【ミク+ゆかり実況】」の再生時間10:48付近で琴葉茜が乾式製錬炉に落ち、融解したことが原因でセヤナーが誕生した。このときのセヤナーは融けた琴葉茜であり、あくまでハプニングに対するリアクションの姿であってキャラクターとしては独立していなかった。そのためか同日肩昆布氏によって投稿されたGB(グリーンバック)動画内でセヤナーの名前の他に「スラかねちゃん」「液状化した琴葉茜」とも紹介されている。翌年1月30日に投稿されたセヤナーの狩りはセヤナーのみが登場する動画作品である。この動画が現存する中で公式による最古のセヤナー動画(セヤナー劇場)となり、同時にセヤナーが初めて独立した存在となった動画でもある。以降はボイロクリーチャーとしての立ち位置を確立していった。
またセヤナータグで検索すると、公式より先に動画投稿者みるきーさいとう氏によって【Slime Rancher】アカネチャンラー('ω')【VOICEROID実況】が投稿されている。

容姿

ベジェ曲線で描画されたセヤナー配布されているセヤナー
色の目安
頭髪にあたる部分(薄いピンク)#fed2e1
目にあたる部分(濃いピンク)#ffabcb
髪飾り(赤、青、黄)#ed1c24 #99d9ea #ffc90e

軟質でとろけたような姿をしている。触感・硬度・弾力は作品によって異なり、触感であればスベスベした感触から水餅の様な感触、硬度であれば動物のような固体からゲル状、ほぼ液体まで多岐にわたる。日本のRPG「ドラゴンクエスト」に登場するバブルスライムに例えられることもある。色は全体に黄味がかった薄いオレンジ色をしており、頭頂は淡紅色で紐状の装飾をもつ。大きさは肩昆布氏によれば「ひとくちサイズ」だが、直後に「ひとくちサイズ(田舎の杉山と同サイズ)」「生みの親でもわからない」と発言しており、かつての「ゆっくりしていってね!!!」がそうであったようにアスキーアート的な設定の自由が保持されている。

セヤナーの手足


踊りセヤナBB : https://www.nicovideo.jp/watch/sm33927539
セヤナーは体表の任意の部位から手足に見える実体を生成することが可能で、上記の画像のように細い触手状の手足を生やしているもの、太い腕のみを生やしたものが存在する。初めに確認されたのは太い腕の固体であり、琴葉茜の所有するプロテインをつまみ食いしたことで人間で言う耳のあたりから腕を生やした。特に本数の制限はない。細い手足をのばした個体は「踊りセヤナ」(Dancing Seyana)とも呼ばれ、実際に音楽の流れている場所に単体または集団で現れ踊りまわることがある。腕や足のかわりに触手を生やす個体も存在し、この場合はセヤナーに侵食される琴葉姉妹、VOCALOIDが主役の作品であることが多い。

食性

動画内ではやや肉食傾向の強い雑食に設定されることが多い。ほとんど人間と同じものを摂取することができ、エビフライを特に好む。状況によっては人間またはそれより大型の肉食獣を捕食する場合もある。摂取方法は経口かアメーバや細胞の食作用に似た方法で接地面から対象を分解し吸収する方法がよく採用され、先述の大型生物の捕食を行う個体は後者の採用が多い。比較的少数のセヤナーは対象に触手を挿し込んでその部分から吸引する方法をとることがある。経口摂取するセヤナーに関しては味覚は人類と同水準に発達し、好む味の傾向も概ね似通っている。

エビフライとの関係

セヤナーがエビフライを好むことは有名であり、派生元である琴葉茜までエビフライが好物と勘違いする者が現れるほどであった。野生のエビフライを口から発振した音波で気絶させて捕食する「セヤナーの狩り」もよく知られ、セヤナーを捕獲する際にバケツとエビフライを用いた釣りなどが行われる。ただし動画によっては個体数減少等の理由で個人の捕獲を禁止していることがあり、口を開く前に文脈を読むことが重要となる場合がある。
セヤナーがエビフライを食べる際に先頭から食べるか尻尾部分から食べるかで議論になることがあり、両陣営共に実しやかにその理由を語るがどちらも明確なソースや公式設定が開示されているわけではない。

カニ

現在食べると異形の上位存在に取り込まれることがわかっている。

知能

個体差は大きいものの極めて知能が高く、人語を解する個体が一定数存在する。幼児性をもつが攻撃性は薄く、知能の高い動物にみられる痛みへの敏感さをあまりみない。気性は極めて穏やかである。セヤナー同士で縄張りを巡り争うこともあるが、相手が子持ちであることに気づくと自身が有利であっても場所を譲ることが知られている。人間と共同生活を送るセヤナーが暗闇や霊的存在を怖がる個体同士で隠れて食餌をとりあうかなしんでいるフリをするといった所謂「人間くさい」行動をとることも知られており非常に感受性、共感性が高い。人間と関わることで気性が荒くなる、際限なくエビフライを強請るようになるといった悪影響も確認されており、飼育または同居する者には一定のモラルと注意が求められる。

個体による知能の差

セヤナーの個体差は他の生物と比較しても非常に大きく、猫程度の知能から中にはクイズを解くばかりか出題者から見えないよう自身の体を変形させ回答者にヒントを送るといった行動までとれる個体が確認されている。

特徴的な、幼さを感じさせる間延びした高い声をしている。。調声方法が公開されており、VOICEROID琴葉茜を用いて作成される。1)ステータスを「音の速度:0.5、音の高さ:2.0」に設定し、WAVフォーマットで出力した後にAviUtl上で再生速度を110にする事で再現することができる。非公式wikiによれば、ニコニコ動画に投稿される動画ではセヤナーの体躯が小さいほど声が高く、逆に大きい程声が低い傾向にあるとされる。

音声サンプル
ヤデー
ウチナー
セヤナー
調声の参考動画
茜「ヤデー」https://www.nicovideo.jp/watch/sm33935887
ビブラートを覚えたセヤナーhttps://www.nicovideo.jp/watch/sm33285296

ガイドライン

ガイドラインはかならず目を通すこと

セヤナーに限らずクリーチャー化や小型化に端を発した二次創作キャラクターは、常に虐待系亜種を発生させる可能性を孕む。有名な例としては「ゆっくりしていってね!!!」から派生した「ゆっくり虐待」、2004年頃に発生し荒らしに使われ、印象が悪くなった結果隔離先鋭化していった「実装石」等が挙げられる。これらに共通したのは時に生理的嫌悪感を伴う過度な生物化と矮化、害獣のレッテル貼りである。このレッテル貼りが外部のコンテンツに向けられるとキャラクター属性の不当な決めつけへと変わってしまい、度々口論の種となってきた。ジャンルの住民は該当部分の隔離、棲み分けといった自浄作用を示すが、それを一般化したいまたは既に一般的と思っている層が存在する限り続くいたちごっこであり、加えて生じる軋轢によって場が荒み関係のない読者、視聴者にまで被害を与える状態となってしまう。ゆっくり虐待に関してはゆっくり自体の知名度もあり到底止められるものではなく、当記事の執筆時点である2021年になっても関係のない動画に虐待系のコメントを書き込む者が現れている。
上記のようなことを予防するため、ガイドラインが制定されることがある。セヤナーにもガイドラインが存在し、下記のURLから確認することができる。

セヤナーガイドライン(2017/06/23作成)

その他

いろんなセヤナー

Twitterのハッシュタグ、#いろんなセヤナーをつかって、世界中の様々なセヤナーについて知ることができる。

ゲーム

箱庭セヤナ
箱の中でセヤナーを飼育するゲーム。様々なパラメータが存在し体調管理ひとつとっても一筋縄ではいかない。そのうえセヤナーは成長して大きくなっていく。非常に出来が良く、育成系が好きな人が一度はじめると長く続けてしまうゲーム。
セヤナ・ラブ
セヤナーをじょうずに動かしてハートを集めるゲーム。案外うまく動かせない。

markov制作立ち絵素材 

関連

肩昆布氏
twitter : @KatakonB
ニコニコ動画 : user48385471
セヤナー総合Wiki https://seyana.memo.wiki/

1)
VOICEROID+またはVOICEROID2のどちらであるかの記載はない。